杓子山(1598m)・・・山梨百名山

・ 「何ものにも邪魔されない富士と向き合う絶好の展望台」とは山梨日日新聞刊の「山梨百名山」の記述。
 前衛の高座山とともに富士は吉田大沢を真正面に見せる。富士吉田登山道のギザギザが望見できる。
【山 域】 山梨富士吉田
【日 程】 2003/12/29
【交 通】 マイカー
【入山地】 鳥居地峠(下山地は富士吉田の大明見地区の不動湯)
【コース】 鳥居地峠10:00−林道登山口10:15−11:00高座山11:05−鉄塔11:25−大権道峠12:00
(パラグライダー基地)−12:45杓子山頂13:45−大権道峠14:10−不動湯15:00

'03年の最後を飾る山行は富士の見える山が良い。

選んだのは山梨百名山の「杓子山」だが、

コース取りに悩んだ挙句、鳥居地峠から高座山を経て

山頂、そこから不動湯に降りて入浴して帰るというもの。

不動湯近くの路肩に車をデポし、1台で鳥居地峠を目指す。

峠への入り口がわからず、結局、忍野側から入る。

駐車して、右手の林道をしばらく歩く。目指す山が見える。

峠から林道を15分ほど歩くと左手に「高座山」への道標。

道標は小さいので気をつけていないと見落とす。

駐車場に車を止めずに林道を登ってきて、我々を

追い越していった1台は、案の定気づかず先へ行っちゃった。

雑木林を抜けると、カヤトの原に出る。

ここは杓子山の前衛高座山の南面だ。

快晴、微風なんとも心地よい登りが待っている。

「夏は、たまらんよ。この南面の、登りは、きっと」

「富士を、見る、登山は、冬に、限るね」と喘ぎつつ男どもの会話。

後ろからくるカミさん二人のぺちゃくちゃは途切れなく

ずぅーっと続いている。

「よくもまぁー、あんなに喋ることがあるもんだ」と感心。

高座山(たかざすやま)へは2段の急坂が待つ。

刻々と移り変わる富士の背景の雲。

「このカヤを前において、富士のファインショット!」と

意気込んでデジカメを構える、すると

「そのきたないボサボサとってどうすんのよ!」

カミさんが横からじゃまをする。

「うるさい!」芸術家の心は激しく痛むのでした。

高座山(たかざすやま)の山頂手前は

ごらんのとおり砂礫の急傾斜。

ずるずるすべりつつも、なんとか山頂にたどり着く。

ここは富士の撮影ポイントの一つ。

やはりいた!写真愛好家。 彼から

「ここから杓子山までやや下って30分、登って40分」

と情報を仕入れる。(われわれは100分かかった)

頂上から北に一旦降り、アップダウンを経て

大権道(おおざす)峠へ向かう。

中間点に鉄塔、そこから時折現れる岩稜帯、

(ロープもあり難しくない)を経て大権道峠に到着。

ここには、不動湯からの林道が伸びてきていて、

パラグライダーの飛び出し台がある。

峠からはアカマツとカラマツの中をジグザグに登っていく。

山頂に近づくにつれ、どんどん道悪となり、

溶けた霜柱が泥んこ状態。帰りが思いやられる。

降りてきた人が「滑るから気をつけてください」と忠告。

空腹で力でず、滑る急坂に悪戦苦闘して山頂に。

山頂は泥んこ、ベンチを相席させてもらってまずは一服。

西に遠く、白根三山・塩見岳・悪沢岳・赤石岳など

南アルプスの白い峯の連なりが一望。

右に目を転ずれば、三ツ峠が間近に見える。

左眼下には石割の稜線の向こうに山中湖。

1時間の昼食滞在の後、軽アイゼンをつけて下山。

これが正解。アイゼンは雪道だけでなく

泥道にも有効でありました。

 

アイゼンのおかげですっ転んで、しりもちつくことなく

大権道(おおざす)峠まで25分で下る。

アイゼンを外し、右手の林道をチンタラ下り始める。

林道を下ること40分、車ゲートに「熊、出没注意!」

「うちには熊鈴なくとも、カミさんのクチスズあるもんね!」

そこから10分、車をデポした「不動湯」に到着、入浴。