三方分山(1422m)・・・山梨百名山

・ 精進湖を北と西から包みこむように尾根を伸ばす。尾根の南端にはパノラマ台があり、富士と樹海と精進湖の絶好の展望台。
・かって精進集落を甲州と駿河を最短距離で結ぶ中道往還が通じていた。古径をたどり女坂峠から山頂を目指す。
【山 域】 山梨御坂山系
【日 程】 A2007/02/10  @2004/01/31
【交 通】 マイカー
【入山地】 精進集落
【コース】 A登山口駐車場9:40−11:10パノラマ台12:00−13:45三方分山13:55−女坂峠14:20−登山口駐車場14:55
@登山口駐車場9:30−女坂峠10:30−11:20三方分山12:10−13:55パノラマ台14: 30−県営駐車場15:10

A2007年の三方分山

今年は世界的な暖冬とあって、地球温暖化問題が

身近な問題としてクローズアップされている。

東京から富士山の見えるのは寒い日、今年は富士の

見える日がめっぽう少ない。お膝元の三方分山なら

「間違いなく見られるはず」と出かけてみた。

前回とは逆の時計周りで、先にパノラマ台を目指す。

湖畔の旅館の脇からパノラマ台への登り口が始まる。

陽だまりの中、高度を徐々に稼ぐ。

すぐに暑くなって、重ね着を脱いでザックにくくりつけ、

いつものホームレススタイル。

今日は徹底して、カミさんを先頭に超ゆっくりペース。

前の二人を見て「身長差30cmは足の長さ2倍の差」を発見。

見覚えのある木橋を通過。

この前来た時、落石で損壊していた箇所は修理済み。

「あと5-6分で尾根に着くよ」と声をかけつつ、

自らにも言い聞かせ頑張って尾根にたどり着く。

尾根の道標。左がパノラマ台、右は三方分山への別れ道。

少ないながらも雪が現れはじめる。

「さあ、富士山は見えるかな」とたどり着いたパノラマ台。

まったく富士は見えず。

「ここなら絶対見えると思って来たのにぃー」がっくり落胆。

仕方なく何とか下に見える精進湖をフレームに納める」

3年前は半分結氷していた湖はまったくその気配もなし。

カヌー遊びをする連中が見下ろせる。

ピストンでこのまま下山しては物足りないので、

三方分山まで稜線を辿るのが今日の計画。

5つから6つの小ピークを越えていく。

登りの南面は雪が無いが、下りの北面は残雪があって。

ツルツル滑っておっかない。

カミさん2回、男どもは各1回スッテンころりとシリモチ。

カミさんの尻に残るシリモチのあと、泥だらけ。

苦闘すること1時間、三方分山の頂きが見えてきた。

山頂直下はかなりの急登と見て取れる。

登り直前にかなりの下り、登りが増えて損した気分。

登りきったと思ったら、まだある登り。

2つばかりの偽ピークに騙されてそのたびにガックリ。

山笹に縁取れ、枯葉が敷き詰めれた山頂へのプロムナード

「所要時間1時間45分と」確認しつつ

ツーショット

満足感を胸に山頂をあとにする。

かなりの急坂を下る。「こんな急な坂があったけ?」

前回の記憶がほとんどない。

「苦しいことは忘れられるから、また登ろうという気になる」

女坂峠に到着。あとは下るだけ。

お地蔵さまに尻向けて無礼千万はカミさんのいつものパターン。

一息いれたらとっとと降りはじめたカミさん。

一服点けようと思った男ども、一旦口にくわえたタバコを

ケースに戻してあわてて後を追う。

この峠道は昔の生活道路。今はトンネルができ使われない。

昔日の石積みのあとが残る道を辿ること30分、

車を停めた精進の集落に降り立った。

富士は見えなかったが満足の山行でした。


@2004年の三方分山

河口湖インターから国道139号線で青木ヶ原樹海方面へ。

精進湖へ右折、トンネルの手前で精進集落へ向かい左折。

登り口にある駐車場(左写真)は5台程度のスペースしかない。

湖岸道路を800mほど先へ行った「県営駐車場」に車をデポ。

周回して県営駐車場に下山するのが今日のコース。

歩き始めてすぐ、左側に精進諏訪神社、大きな杉が目印。

えん堤を3つ越すと、古色ゆかしい「中道往還」のたたずまい。

ところどころにある苔むした石積みの跡。

道は山容に逆らわず、ほぼ一定のなだらかな傾斜でつけられ、

たんたんと着実に高度を上げていく。

気温はマイナス2度。雪はさくさく、サラサラ。

念のためにつけた軽アイゼンはなくとも十分。

半分結氷した精進湖が眼下にひろがると峠はもうすぐ。

約1時間で女坂峠。

「昔身重の高貴な女性がこの峠越えで急に産気づき、産んだ

子供とともに息を引き取ったのを哀れんだ村人が祀る地蔵」が

あるはずだが・・。仲間がどんどん先に行っちゃって・・。

別名、阿難坂。おんな、おんな・・・・あなんとなまるのかな?

峠から左へ入る。ちょっと下って後は急登。

カミさんは久し振りに「星が飛ぶ〜っ」と途中3度もへたり込む。

車のヒーターが調子悪く「寒くて寝られなかった、あなたが悪い」

「お前、上手に人の所為にするなぁ」

ぶつぶつ言いつつ、仕方ないからエスコートして登る。

急登が終わり道が平らになると山頂は近い。

山頂は木が茂り眺望は良くない。.が、富士の見える南面は

切開けられ絶好の休憩地となっている。ここで昼食休憩。

「頼んどいても、これほどよく見える日はめったにないよ」

ひょうきんなオジサンが皆を笑わす。

 

三方分山(さんぽうぶんざん)は上九一色村、芦川村、下部町の境界。

別名は「みかたわけやま」。地元ではなまって「さんぼんぶな」。

山頂からパノラマ台までは約1時間半。

途中何ヶ所か富士のビューポイントがあって多めの休憩。

いくつかの小ピークを越えるアップダウンをこなしていく。

登りにあたる北面には雪が残る。

パノラマ台はまだか、まだかとカミさんがうるさく聞いてくる。

「うん、次、つぎ」

だいぶ先なのは地図でも山容でも分かっちゃいるけど

ここは子供をあやす要領で扱うに限る。

パノラマ台は富士を正面に右に本栖湖、左に青木ヶ原樹海から

精進湖、西湖、河口湖が見渡せる。

後方を振り返れば八ヶ岳が、樹間から南アルプスが垣間見える。

最高の眺めに30分以上も滞在。

名残惜しいが日も傾き始めた14:30、精進湖畔に下る。

ここからは本栖湖の方へ降りる道もある。

道は整備されていてしかも傾斜が一定で歩きやすい。

途中の真新しい桟道でショット。

ふと見ると、がけから落ちた大石が桟道を直撃、

大穴を開けていた。

「おおこわ!」早々にその場を離れる。

県営駐車場が見えてきた。

「今日の山はほんとにいい山だったね!」

仲間が異口同音に満足感をあらわす。

帰りの楽しみはお風呂、道の駅「なるさわ」の奥にある

日帰り温泉「ゆらり」(貸しタオル、バスタオル付き1200円)で

汗を流し、締めくくる。