雲取山(2017m)・・・百名山・関東百名山・山梨百名山・花の百名山 鷹巣山(1737m)・・・関東百名山
【1日目】
西武秩父駅から秩父鉄道の御花畑駅へ向かう途中で
歩きながら雲取山荘に予約の電話を入れる。
バス・ロープウェイと乗り継いで標高1073mを稼ぐ。
三峰神社の雑踏を抜け、ようやく登山道に入る。
茶店で仲間が買った「きなこ草もち」を食べながら
エネルギーを補給しつつ進む。今のところ快調。
「腹、へった!」と地蔵峠で早めの昼食。
霧藻ヶ峯では秩父宮両殿下のレリーフを見上げ
休憩もそこそこに、なおも先へ急ぐ。
白岩山の名前どおりに登山道は岩が現れだす。
前白岩山に近づくにつれ、急登路が徐々に増える。
お清平、前白岩の肩と順調にこなし、
前白岩山を通過(13:35)はコースタイム通り。
白岩小屋に向かうあたりから、道はますます急に、
遅れだす亭主。
「おおい、ちょっと待ってくれ」
「もう、みんな先へ行っちゃったわよ。がんばって!」
白岩小屋を通過、白岩山に到着(14:30)
元気な仲間とは正反対に、もはやダウン気味。
登山客になれた鹿がもの欲しそうに近づいてくる。
どこかのパーティが
「あっ!カモシカ、カモシカ!」
「絶対、カモシカよ」と嬌声をあげる。
「どう見ても、ただの鹿だよね・・」と
こちらは小声でブツブツ・・・。「まあ、いいか!」
芋ノ木ドッケで長沢背稜を左に分け、
ようよう大ダワに到着。
「ここまできたら、こっちのもん!」と少し長めの休憩。
今日泊まる雲取山荘まではあと30分だ。
15:50新装なった雲取山荘に到着。
歩き始めて、休憩含め、ちょうど6時間後だ。
1泊2食で7500円。晩御飯は6年前とまったく同じ。
「レトルトのハンバーグ」
8畳くらいの小部屋に11人はまあまあの込み具合。
午後7時半に就寝、午前1時に目がさめ、トイレに。
見上げる空は満点の星空。
【2日目】 朝は4時半に朝食をすませ、5時半「へっ電」装着。
いざ出陣!
雲取山荘から約30分で山頂。
6:03日の出を待つ山頂の雑踏。およそ100人。
「今日はあったかいね」 「前は0度だったよね」
雲厚く、ご来光は期待薄。
山頂から100mほど南の避難小屋。
昨日は満員で泊まれず雲取山荘へ避難した人もいた。
石尾根縦走のスタート(6:20)
「休憩こみでおよそ8時間の行程!がんばろう!」
山頂からブナ坂までは広い切明けの続く
気持ちの良い散歩道。
ただしそれは下りの場合で、登りはかなりきつい。
奥多摩小屋通過。ここは素泊りのみ。
山頂から約一時間、七ツ石山が見えてくる。
「もうすぐ ブナ坂だよ、登りに備えて小休止!」
15分の急登をガマンすれば七ツ石山の山頂。
ここは小雲取・雲取の絶好の眺望スポット。
「あんな遠くから降りてきたんだね」
「まだまだ先は長い、行こうか?」
七ツ石山から急坂を下りると、道は平坦になる。
コースに覆いかぶさるようにマユミの木が赤い実をつけている。
「ナナカマドじゃないの?」 「葉っぱの形がちがうでしょ」
「この木は弾力に富んでいるから、弓の材料にしたそうだよ」
そんなことを話しているうちに、巻き道を見過ごして、
いつしか、ピークをたどる切り明けを登っている。
予定していなかった高丸山(1733m)に登り、そして下る。
鷹ノ巣避難小屋に到着(9:15)
「ちょっと早いけど、昼食!」 「まだ、9時過ぎヨ!」
「朝飯は4時半だったんだから、腹へった」
通り雨がぱらぱらっときたので、小屋の中へ入る。
「きれいにしてある、いい小屋ね」全員意見一致。
「関東百名山の鷹ノ巣山によっていこうぜ」「うん!」
小屋からの登りは思ったよりきつい、35分かかる。
鷹ノ巣山から広い切明けを下る。遠景に御前山。
水根山・城山・カラ沢の頭と小ピークを次々こなす。
深い落ち葉に埋まる切明けを、カサコソ、カサコソと
わずかなふみ跡を頼りにたどる。
すれ違う人もまれな深い林の中の山行。
「イイナァ、この雰囲気」
将門馬場手前で巻き道コースに合流。
六ツ石山へはコースから5分ほど戻る感じで登る。
「ああ疲れた、もうアカン!」
六ツ石山からは三ノ木戸の大下り(独断の命名)
30分ほど急降下が続く。これで足はへろへろになる。
三ノ木戸の標高1000m付近の紅葉は今がさかり。
「まだ標高で500m下りが残ってるよ。
林道登山口まで一時間」
かなり疲れてきて、ペースが落ち始める。
「足のうらが痛い、皮がめくれそう」と悲鳴が漏れる。
「見えた!道路が」の声が聞こえて・・・
それから相当下ってやっと登山口にやれやれ到着。
「お疲れさんの記念ショット!」パチリ。
が、ここから奥多摩駅までが長かった。
舗装路を下る45分が今日一番の長さに感じた。