小金沢山(2014m)・・・山梨百名山

・大菩薩嶺から小金沢山・黒岳を経て湯ノ沢峠に至る山稜を小金沢連嶺と名づけたのは昭和初期に活動した「霧の旅会」と言われる。
 山梨県の東西の天候を分けるとも言われるこの脊梁山脈の北部を「霧の旅」をした。
【山 域】 山梨・大菩薩山系
【日 程】 2003/06/07
【交 通】 マイカー(湯ノ沢峠に1台をデポ
【入山地】 上日川峠
【コース】 上日川峠7:40−福ちゃん荘8:05−8:55大菩薩峠(昼食)10:40−熊沢山10:55−石丸峠11:05−狼平11:25
−12:15小金沢山12:25−牛奥雁ヶ腹摺山13:00−川胡桃沢ノ頭13:45−14:10黒岳14:25−湯ノ沢峠15:10

昨夜は「甲斐大和道の駅」に前夜泊。早立ちにそなえる。

このコースは湯ノ沢峠へのアプローチが長く、日帰りが難しい。

いつもの山行仲間と協力して、下山ポイントの湯ノ沢峠に車をデポ。

天目山トンネルを抜け1つ目の分岐を右に焼山沢林道へ。

林道をつめに詰めたところが湯ノ沢峠。避難小屋がある。

湯ノ沢峠を取ってかえし入山地の上日川峠へ。、

福ちゃん荘で唐松尾根経由で大菩薩嶺へ向かう仲間と別れ

介山荘のある大菩薩峠へ直接向かう我ら軟弱夫婦。


富士見山荘を右に、福ちゃん荘から50分で大菩薩峠、


大菩薩嶺経由の仲間と峠の介山荘で合流。

友人の飼い犬(佐助:当歳5ヶ月)まだ子供。

生まれて初めて犬のリードを持たされたカミさん。

こわごわ、犬に引かれて熊沢山への登り。

熊沢山を経由(10:55)し石丸峠への笹原を下る。

石丸峠はその昔、峠にあった石魔羅(マラ)様から

来ているというが、言いはばかられるので改められた。

魔羅(マラ)とは男のアレですな。

石丸峠から小ピークを越えてまた笹原を下れば狼平。

揚水式発電用ダムの上日川ダムが右手下方に見える。

小金沢山の山腹をブチ抜き山の西側から東側へ

水を落とし、地下発電所で196万キロワットを出力する。

狼平の中ほどに目立つ独立針葉樹。

いよいよ小金沢山(2014m)への登りにかかる。

倒木累々の山道だが、道を踏み迷う恐れはない。

大菩薩峠からほぼコースタイム通りで

小金沢山に到着(12:15)。

お馴染みの「山梨百名山標」に抱きつくカミさん。

 小金沢山(別名:雨沢の頭)から牛奥雁ヶ腹摺山まで 

昭文社エアリアマップには「道迷い多し」とあって

緊張して辿るが、特に迷うようなところはない。

誰にもすれ違わない。静かな山歩きが続く。

牛奥雁ヶ腹摺山もコースタイム通りで通過(13:00)。

このコースには鉄製のしっかりした新しい道標があるが、

大菩薩方面しか示しておらず、「ええい役立たずメ!」と

心の中でののしりながらも、道を踏み違えてないことを確認。

牛奥雁ヶ腹摺山は「秀麗富岳十二景」のひとつだが

今日はサッパリ。「霧の山稜を旅する会」に徹します。

車の待つ湯ノ沢峠まであと2時間。

「賽の河原」と呼ばれる鞍部に下る。

名前とはうらはらの明るい鞍部は

西(写真右側)へ100m下ると水場がある。

連嶺の各ピークの南面は決まって気持ちの良い笹原。

道はまた針葉樹の中を登って行く。

川胡桃沢ノ頭(13:45)で一服つける。

黒岳(1988m)は針葉樹に囲まれ眺望は利かず。

「私ってすごい!今日は2000mの山を三つも登って、

もう6000mも登っちゃった!」と同行の婦人。

「なんと言う計算をしとるんじゃ!」

と、主人にたしなめられ、みんなで大笑い。

黒岳を下ると見事なブナの自然林。若葉が目にやさしい。

黒岳から15分後、大蔵高丸が見えてきた。

地図の白谷丸らしい。ここで今日初めて道が怪しくなる。

左前方向に本道より明瞭な踏みあとが小ピークに。

頂きにはケルンがいくつか積まれているのが遠望できる。

地形と地図を見比べ、明瞭でない方の道へ直進、

崖をひと登りして、ガレた路を慎重に下ると

「あった!道標。湯ノ沢峠。間違いなし」と先行者の声。

湯ノ沢峠からは西へ1分も行かずに峠の避難小屋に着く。

「お疲れさまでした」と互いの健闘をねぎらう。