金峰山(2599m)・・・百名山・山梨百名山・信州百名山

・名実ともに奥秩父の盟主。どっしりとした山容、甲斐の国の北の鎮めとしての信仰の歴史、どれをとってもピカ一。
・「山の憶ひ出」の著者,木暮理太郎は「どこへ放りだしても裸百貫の貫禄をそなえた山の中の山」と惚れ込んだ。
・「キンプサン」が一般的だが、信州側では「キンポウサン」。「キンポウセン」とも「キンプウセン」とも言う。

【山 域】 奥秩父
【日 程】 2001/10/20-21
【交 通】 マイカー  (大弛小屋前泊)
【入山地】 大弛峠
【コース】 登山口6:35−7;55朝日岳8;00−9:00金峰山頂9:25−10:40朝日岳−登山口11:40

「あのーっ、今晩泊まれますか?」

「まだ東京にいるのですが、午後4時半頃には必ず行きますから。」

・・と電話予約を入れて出発したのが土曜日の午後1時。

勝沼ICで降り、塩山、恵林寺を経て川上牧丘林道を辿る。

金峰山の五丈岩が見えるところまで来た。急速に陽が傾きつつある。

約束の時間に20分程遅れて大弛小屋にチェックイン。

来るのを待っていてくれた「大弛小屋(0553−35−2466)」。

【翌朝】
       大弛峠の駐車スペース(30台)は満車。

(帰りに路肩駐車を数えたら140台を超えた)

昨日夕方到着した我が車は空いていた特等席に駐車。

朽ちた丸太の階段を登り始める。

  10分ほどで1つ目の無名のピーク(2447m)を越える。  

「なんだ楽勝じゃん」 しっかり食べた朝ご飯のおかげ。

シラビの林を進む。

   朝日峠は地名標が見つからず、知らぬ間に通過。   

後から近づく「チャラカラ・チャラカラ」と派手なベルの音。

同年輩のお二人に追い立てられてつい早足に。

ペース崩したあげく追い越される。

「フーッ!一本たてよう」と小休止。

「あっ、富士山!」

雲海の上に頭を出す秀麗な姿が木々の間から。

朝日岳手前のガレ場からの富士。

手前に小楢山(山梨百名山、1713m)

そのむこうに節刀ヶ岳(同、1736m)が

一直線に並ぶ。

朝日岳の手前、金峰山の五丈岩がチラと見えてくる。

  朝日岳(2579m・・山頂標には2581m)7:55到着。  

ここまでコースタイム20分オーバー。

「どう、わたしキレイ?」

「ううん、ちっとも。」

ポーズをとって記念撮影。

 朝日岳山頂付近のベンチ。金峰山が近づく。

ここからはいったん鞍部に下りて「鉄山」を北に巻く。


「帰りに、ここまた登るの?」

「♪イヤダねったら、ヤダね〜♪」

「まじめに答えなさい!」

意を決して一歩を踏み出す。


鉄山付近。ずっと富士がお供をしてくれる。

山頂手前の稜線。北風が吹きつのる。

「ほらアレ、瑞牆山だぁ!」

  「あら、ホント。ずいぶん下に見えるのネ」  

霊峰金峰山をとりまく瑞牆として

見立てられた山名の由来になるほどと納得。

9:00、金峰山頂に到達。背景に八ケ岳。

25座目の百名山。

風が冷たい。

山頂のすぐ西にある五丈岩に向かう。

ギョッと一瞬足もすくむ魁偉な姿。

大きな岩のブロックを5〜6ケ積み上げたような感じ。

「一体誰が積んだのかしら?」

「あのなぁ、お前、本気で言ってるの!」

「てっぺんに登る!」といって出かけた亭主。

3分の一くらいしか登れず、すごすご降りてくる。

 五丈岩の陰で昼食をと店を広げる。ところが、風が強く、寒くって寒くってガマンが出来ない。

「少し戻って林の中で昼食にしよう。」と広げた荷物をザックの中に入れなおす。

(結局、林の中にも風が舞い込み昼食はおあずけ。)

「私たち寒がりだから冬山は無理ね。」「うん、冬はやっぱり奥多摩がぐらいいい。」

  「あなた、寒いから早く撮ってヨ!」「はいはい。」

朝日岳に戻ってくる。進路左前方に甲武信の三山。

左から、三宝山・甲武信岳・木賊山。

「ほんとだ、拳(こぶし)の形に見えるね。」

12時少し前大弛小屋に戻る。ついに昼食抜きで歩き通した。

無事戻ったことを小屋管理人の佐藤さんに報告。

「来年7月、花の頃にまたおいでなさい。」

暖かい言葉に送られて、峠をあとにする。