乾徳山(2031m)・・・山梨百名山

・友人のリクエストで5年ぶりの登山。今回はズルをせず正規の徳和からのコースを取る。
【山 域】 奥秩父
【日 程】 2004/7/10
【交 通】 マイカー
【入山地】 山梨県三富村徳和
【コース】 登山道入口8:55−銀晶水9:25−錦晶水10:20−国師ヶ原10:40−扇平11:05−乾徳山頂12:30
−鞍部12:40−13:45高原ヒュッテ跡14:30−錦晶水14:40−銀晶水15:05−登山道入口15:25

勝沼インターから塩山のガードをくぐりすぐ左折、

恵林寺の脇を通って雁坂方面へ車を走らせる。

トンネルを2つばかり抜けて左側を注意していくと。

「あった!乾徳山登山口入口!」

徳和のバス停を過ぎ、集落の家々を縫って

神社横を通ると、道は荒れた未舗装路に。

底を擦らないように注意して登ると「登山口」の看板。

少し行き過ぎて道が広くなった場所に路肩駐車。

今日の天気予報は「曇りのち雨、

山沿いでは昼過ぎから雷を伴う豪雨」とか。

空気は湿気を帯びて、ムシ暑い。

ここは標高988m山頂まで1000mをこす

久々の本格的な山登りだ。

登山口の素朴な鳥居をくぐり、杉林の中を登り始める。

同行の3人の仲間には先に行ってもらって、

夫婦二人はいつものちんたらモードで

「ゆっくり急がず、休まず」のマイペースを貫く。

30分後、チョロチョロの銀晶水を過ぎると、

林層がカラマツになり、道は岩がちとなってくる。

林の中はムシ暑く、一歩毎に数滴の汗が滴る。

1時間半ほどで錦晶水に到着。

水量も多く、休憩には最適のところ。

地元の人が登ってきて、「どこから来ました?」と聞く。

「埼玉県から」と答えると、

「へえぇ!乾徳山てそんなに有名なんですか」と

妙な感心されてしまう。

道がなだらかになりカラマツと笹の道。

空が開けると、山頂を望む広々とした国師ヶ原に出る。

初夏にはお花畑になると山の本には書いてあるが・・、

かなり昔の錆びたジュースの空き缶がやたら目立つ。

風そよとも吹かず、扇平までの急坂は喘ぎつつ登る。

「シャリばて!」とたまらず、おにぎりひとつ水で流しこむ。

見晴らしの利かないコメツガやシラビソの林の中の道。

行く手を遮る大岩を、時に縫い、時に越えて行く。

髭剃岩なる岩は通り抜けられず、(今は使われてない?)

カミさんの選んだ巻き道を通る。

断崖のへりをへつり、岩の上に登ると、

今度は岩の割れ目に設けられたハシゴを降りる。

5年前、カミさんがどうしても自力で越えられず、

泣きべそかいた大岩のところにやってきた。

今回はもう1本新たに鎖がつけられ、

それを使って何とかクリア。

「もう絶対来ないからね・・て言ったの誰だった?」と

声をかけたが無視される。

山頂への最後の仕上げは、名物の「天狗岩」

ほぼ垂直に10mほどの壁、鎖だけが頼り。

目の高さのところに、ひとつ目の足がかりがある。

そこまでは腕力勝負を強いられる。

エイヤッと登って中間まで来たときに、携帯電話が鳴った。

「おいおい、今、手がはなせないんだよ」

先に行った仲間から、「もう頂上にはいないよ」だった。

少し前から鳴っていた遠雷が少し近づいてきたようだ。

頂上に着いたとたん、雨がパラパラとやってきた。

雲に囲まれ眺望は皆無、僅か3分ほどの滞在で山頂を辞す。

前を行く仲間とは10分から15分の差で後を追う。

置いてかれて自信をなくしていた我々だったが、帰ってコースタイムを

調べたら2時間35分(昭文社版:山歩き100選)。ピタリ同タイムじゃ!

山頂の向こう側へ降りて下山道をとる。こわいハシゴより近づく雷が怖い。

10分ほどで鞍部に達し、道標に導かれて国師ヶ原の

高原ヒュッテ(避難小屋)へ向かう左手の下山道をたどる。

雨はどんどん激しくなって、頼りの赤テープも見つけ難いほど

周りが暗い樹林の中、心細い思いで下ること1時間。

かなりくたびれたヒュッテにつくと先行の仲間が昼食中。

「あはは、やっと追いついたね」。下りは一緒に、1時間20分の

コースタイムを1時間で降り切った。