茅ヶ岳(1704m)・・・山梨百名山・二百名山

・日本百名山の生みの親「深田久弥」終焉の地として知られ、百名山ファンのメッカ。
・昭和46年3月21日、エベレスト行きを控えた深田久弥は日本山岳会の仲間である
   藤島・山村両氏らと茅ヶ岳へ。これが彼の50年間続けた最後の山行となった。   

【山 域】 奥秩父
【日 程】 2001/03/20@  2006/06/03A
【交 通】 マイカー
【入山地】 深田記念公園
【コース】 @深田記念公園8:00-女岩9:15-10:30茅ヶ岳山頂11:10-女岩12:10-深田記念公園13:00

A深田記念公園9:35−女岩10:40−11:25コル11:35ー12:00山頂12:55−(尾根経由)−深田記念公園14:15


2001/03/20@

韮崎ICで降り、昇仙峡ラインをたどる。

柳平を抜け約20分ほどで深田公園の駐車場に着く。

70台ほどが停められる広さ。

駐車場にも、深田公園にもトイレや自動販売機はない。

用はあらかじめ済ましておくことが肝要。

登山口へは駐車場の奥から右に道がある。

Y字路をいったん左へとり深田公園へ立ち寄る。

「百の頂に百の喜びあり」有名な言葉の記念碑。

毎年4月の第3日曜日に深田祭が開かれるとのこと。

丁度30年前の今日(春分の日)が深田久弥の命日。

あまりの偶然にビックリ。

山頂からの帰路、またまたビックリする偶然もあった。

Y字路に戻って登りにかかる。

ゆるやかな道は歩きやすい。

アカマツにカラマツが混じるようになり、

徐々に勾配が急になる。

山の陰には雪が残り、

サクサクと踏み音が耳に心地よい。

歩き始めて約1時間、

行く手を阻む大きな岩が現われる。

女岩だ。岩の割れ目からいく筋もの水が滴っている。

「おいしいよ!」休んでいた人から声がかかる。

登山路はここから右へ取り付き、急登が始まる。

ミズナラなどの落葉樹林の九十九折れの急坂をこなす。

道が落ち葉に覆われて、わからなくなるところもしばしば。

女岩から50分ほど登りつづけると稜線の道標に行き着く。

「さあ、もうチョイだ。がんばろう!」

「帰りには道端の雪も解けて、ここはスリップ注意だネ」

声をかけ確認。

「深田久弥終焉の地」と刻んだ石碑が頂上まで15分、8合目辺りにあった。

南側に開けた小さなテラス。造花だが花が供えてある。合掌。

「一行がここに着いたのは11時23分、足を踏み出したまま巨木のように倒れた深田久弥。

思わず駆け寄った山村氏は彼が大きなイビキをかきだしたので脳出血に違いないと判断した。

亡くなったのは午後1時ごろ。68歳だった。」(山梨日日:山梨百名山より抜粋)

山村氏が「この辺りはイワカガミが多いんですよ」と言葉を交わしたのが最後だったという。

帰路、当の山村氏がお仲間数人と花を手向けに登ってこられるのと偶然すれちがった。

「深田は30年前の今日、私の目の前で亡くなりました」とポツリとおっしゃったのが印象に残る。

山頂手前の急坂。

荒い息を弾ませ登りついた山頂に残る雪。

息を呑む360度の大パノラマ。

陽気が良すぎて遠くの山々かすむ。

「少々写真には写りにくいネ。」

富士がボーッツと空中に浮かぶ。

山頂からの

甲斐駒ケ岳と

アサヨ峰

ハイカーが続々つめかけ混雑しだす。

山頂をあとに来た道と同じ道をもどる。

麓のアカマツ林を坦々と歩む。道は一直線。

二人並んで子供の話、ご近所のニュース・・・

カミさんのおしゃべりはどこまでも続く。


2006/06/03A

2度目の茅ヶ岳は5年ぶり。

今回は新緑の頃、いつもの仲間のTさんを誘う。

カミさんを先に行かせて、二人は寄り道。

Tさんを記念公園の「百名山碑」に案内したあと、

カミさんを追いかけるが追いつかない。

 

 

1時間後、やっと女岩手前で追いついた。

息を弾ませて「今日は早いね。」と言うと。

「山頂で待ってるつもりで飛ばした」などと

相変わらず負けん気の強いこと。

 

女岩、前回来た時は岩の割れ目を伝う水を

舐めるように水を飲んだが

今回はその水が樋に集められ、量も多い。

亭主は寝不足と飛ばしたのが祟って気息エンエン。

その亭主に水を汲んでくれる優しいカミさん。

女岩からは急坂の九十九折でコルに向かう。

コルで5分ほど小休止のあと、尾根伝いに山頂へ。

コルから5分、「深田先生終焉の地」とあるミニ石柱。

深田久弥の死を見取った山村氏の建立。

「写真撮ろうよ」  「お墓でしょ、イヤ!」

「お墓じゃないよ、記念碑!」渋るカミさんを説得。

山頂近し、ツツジが美しい。

キッカリ12:00、山頂に到着。

無風、暑くも寒くもなく快適。山頂は刈り払われ

360度の展望。ただし雲霞が多く遠望きかず。

山頂の雑踏。

「あれ、いつもは一杯居るオバサン軍団が居ない!」

「オバサン達は、尾瀬に行っちゃってるのヨ」で納得。

奥に見えるのが金ヶ岳。

「行ってみる?」と心にも無いことを問いかける。

「何言ってるのよ、真っ青な顔して登ってたくせに」

お見通し。

帰りは新しく整備されたという、尾根経由の道。

急坂をグングン下って、前回より30分も短縮。