岩木山(1625m)・・・百名山
「岩木山 今は昔の 冬の日に 高校生の 遭難哀れ」 「八甲田 ふもと酸ヶ湯の 湯治場に 雨あがるのを じっと寝て待つ」 「奥入瀬の 澄んだ清流 影もなく 集中豪雨の 濁流渦巻く」
東北道を夜中走行、8時間かけてやっとたどり着いた大鰐弘前I.C(6:00)。
リンゴ畑を抜けて岩木山スカイラインのゲートにたどり着くと閉まっている。
8時のオープンまでの1時間、車中で居眠りして待つ。
スカイラインは九十九折れならぬ六十九のカーブをこなすと
標高1250mの八合目駐車場まで連れて行ってくれる。
あとは標高差わずか375m。深田久弥さんごめんなさい。
登山口の鐘。無事を祈ってキンコン。
朝あれだけ良かった天気が崩れはじめ、
雲がワイワイ湧いてくる。
リフト(500円)を使って登る観光客も多い。
「あれに乗っちゃあ、おしめいヨ」
リフトを横目にイザ出発。
関東なら2000mあたりから見られる「ミヤマハンノキ」が。
さすが東北の山、森林限界が低いのだ。
約30分でリフトからの登山道との合流点に到着。
「ありゃ!サンダル履きで登ろうとするアンちゃんがいる」
山頂が見え出す。
ガレ場を登る先行のグループ。
後から追いつかれた60名の
団体に混じって登る。
周りのおばちゃんたちの
おしゃべりがすごい。
雨がパラパラ。
ウィンドブレーカ着用。
鳳鳴ヒュッテからは、「おみ坂」と呼ばれる
第1.第2二つのガレ場の急坂。
団体に混じって、つっかえつっかえ登る。
渋滞する間に息を整えつつ登ると
あーら不思議、辛い思いをすることなく
山頂に着いてしまった。
団体登山の別の面をかいま見る思い。
本州最北の百名山を29座目に登頂。
「どうしてそんなにお顔が丸いの?」
津軽平野を見下ろして山頂での休憩。
「なんか、風が出てきたね」
山頂直下のおみ坂は風の通り道。
突風が時おり吹き通る。
カミさんが風に耐える図。
手にもった帽子がはためくほどの風速。
「とっ、飛ばされるーっ」「重いから飛ばないって」
さて、今夜の宿は「酸ヶ湯温泉」
「千人風呂」という期待の混浴風呂がある有名な温泉です。
男性ばかり入浴していた風呂(午後8時〜女性専用)。
この晩から青森地方は大雨洪水注意報が出され、
八甲田の木道が水にプカプカ浮いたとか
ロープウエーが運行中止になるなど散々。
早々に青森、岩手から撤退と決め、
今年の夏の東北五山巡りは一頓挫したのでした。
八甲田から奥入瀬、十和田湖をドライブしつつ南下します。
奥入瀬渓谷はあの美しいせせらぎはどこへやら
濁流がゴウゴウと渓流沿いの車道にまで押し寄せ
恐ろしいほど荒れ狂っていました。
時間つぶしに小岩井農園に立ち寄り、
道の駅「西根」で車中泊して最後の抵抗、様子をみます。
午前2時、土砂降りの雨で眼をさまし帰京を決意。