白馬三山(白馬岳[百名山]2932m・杓子岳2812m・鑓ヶ岳2903m)
唐松岳(2696m)・・・三百名山

・1日目、2日目と終日雨。白馬三山は雨とガスの中、しんどさだけが残ったが、三日目やっと晴れ、難所不帰の嶮を
  越え、唐松岳から八方尾根を下った。
【山 域】 北アルプス
【日 程】 2003/08/11-13
【交 通】 往路:新宿発22:30の夜行バス「さわやか信州号」/帰路:八方アルピコバスターミナル発16:30新宿行
【入山地】 栂池自然園
【コース】 【1日目】栂池自然園7:20−天狗原9:05−乗鞍岳10:45−大池山荘11:30(泊)
【2日目】大池山荘5:50−小蓮華山7:50−三国境8:25−白馬岳9:20−9:35白馬山荘10:50−
      杓子岳12:25−鑓ヶ岳13:45−天狗山荘14:40(泊)
【3日目】天狗山荘6:00−天狗の頭6:20−7:35不帰のコル7:40−10:45唐松岳11:00−
      11:20唐松山荘11:50−丸山ケルン12:30−13:40八方池13:45−第一ケルン14:35

【1日目】

台風の襲来は予定を2日遅らせた。

台風一過の快晴を狙ったが、空模様は今ひとつ。

夜行バス(さわやか信州号)を使って信州入り。

トイレ休憩が2時間おきにあり、熟睡不可。

栂池のゴンドラ乗り場へ早朝6時半到着。

小雨の中、栂池自然園からスタート。

 

階段状の滑りやすい道を

 もくもくとのぼること1時間半、天狗原の手前の大岩。  

「チングルマ」のお花畑に名残を惜しみ

ヨッコラショと越えていく。

雨が本降りに変わる。

「暑いのに、カッパなんか着てられん」と、

傘をさしての珍妙なスタイルで雪田を通過。

スタートして3時間チョット、

乗鞍岳の大きなケルンが小雨に煙って見えてくる。

ここは、前日白馬山頂の小屋に泊まった

下りの人とちょうどすれ違う辺りか。

幾組かの団体さんとすれ違う。

岩のゴロゴロ道に変わり、岩伝いに歩を進めるうち、

池畔の「白馬大池山荘」にたどりく。

 

【2日目】   
     

今日も天気回復は望み薄・・・。

小蓮華山に向け、ひと丘登って来し方を振り返ると

白馬大池の全容が見渡せる。

「山頂まで3時間半、がんばるか・・・」

「そーねー」天が濡れれば、返事も晴れぬ。


小蓮華山を越えたところで雷鳥に会う。

「雷鳥見る日は天気が悪い。これ定説!」と

連日の悪天候にヤケクソ。

三国境を通過(8:25)

ここまでくれば白馬山頂まであと1時間。

雨は止みそうにもなく、山頂の眺望も期待薄。

(9:20)39座目の百名山「白馬岳」に達す。

「寒いし、下の小屋で休もうよ。早くいこっ」

「タバコを早く吸いたいだけでしょっ」と

カミさんはお見通し。

都会の喫茶店と見まごうばかりの「白馬山荘」内部
 

立派な「白馬山荘」で1時間半近くも休憩沈澱。

コーヒー・ケーキセット(950円)で豪華に攻めて、

自炊室に移って、一杯のうどんを作り分け合う。

極端から極端に振れる食生活。

ここで泊まりたい誘惑を振り切り、

もうひとつ先の山小屋へ向けて出発(10:50)

わざわざ迂回しピークを踏んだ、杓子岳(12:25)
 

そして鑓ヶ岳(13:45)と白馬三山やっつけて
 

疲労した身体にムチ打ちつつやっと天狗荘到着 

【3日目】

久々の晴天と天気予報。

昨日はまったく姿が見えなかった「鑓ヶ岳」に見送られ

難所の「不帰の嶮」を超え、「唐松岳」へむけ出発。

20分で「天狗の頭」。剣岳が望める。

ここから標高差400mの

「天狗の大下り」が待っている

 

「天狗の大下り」の途中から

「不帰の嶮」のT峰・U峰・V峰そして唐松岳。

そのはるか向こうに「五竜岳」。

「行けるの?あんなとこ」

「戻るったって、天狗の大下りの逆さ登りはゴメンだ」  

そうこうするうち不帰のコルに着く(7:40)

      いよいよ難所核心部
 

ここで、カミさん自力でどうしても登れず。泣きべそ。

細引きを腰にもやい結びして、引っ張りあげる。

 

 

岩にペンキされた○印と鎖を頼りにコースをたどる。

唐松岳まで通過に要する時間は3時間だ。

「私、自慢じゃないけど、

懸垂1回だってできないんだから!」

「だからダイエットしろとあれほどいったろ!」

いく手を阻む、おどろおどろした岩峰に取り付く先行者。

息を喘がせ、膝をスリむき、悪戦苦闘の登りは

人でにぎわう「唐松岳」の頂上であっけなく終わった。

剣岳をバックに記念ショット。

「ここ百名山?」 「いいや三百名山」

「なーんだ、登って損した」 「かわいくない」

頂上でいっぷく。地図を開き、歩んだ道を振り返る。

「なんで、コースが点線になってるの?」とカミさん。

「一般コースじゃない、危険注意コースの表示」

と教えると・・・。「よくもまあ、私をそんなところに

つれてきたわねっ!。死ぬかと思ったんだから」

えらい勢いで怒られた。

頂上山荘から唐松岳

唐松岳頂上山荘(11:20)で大休止しながら相談。

「もう疲れた、縦走はここまで。明日は雨だし、

 もっと怖い八峰キレットとかあるし、降りようよ」

いとも簡単に衆議一決。

昼食をすませ、八方尾根を下りはじめたころには

早くも午後のガスが周りにたちこめ始めていた。

明日の雨天を暗示するかのように。