八甲田山(1584m)・・・百名山・花の百名山

 

・明治35年の青森第5連隊210名の遭難で有名な八甲田山塊。雪さえなければ標高差わずか254mとピクニック気分で出かけた。が、・・。
・金曜日の深夜高速バスで翌朝7時青森着。日帰りで「八甲田遭難碑」「八甲田主峰の大岳登頂」「酸ヶ湯入湯」と盛りだくさんの計画。
【山 域】 八甲田
【日 程】 2003/06/28
【交 通】 深夜高速バス(池袋〜青森往復利用)
【入山地】 八甲田ロープウェイ山頂公園駅
【コース】 青森駅(タクシー8700円)−ロープウェイ山頂9:20−赤倉岳10:50−井戸岳11:00−11:30大岳避難小屋12:25
−12:50大岳12:55−13:10避難小屋13:25−(上・下毛無岱)−15:10酸ヶ湯17:15(バス1300円)青森駅

02年の夏登ろうとして大雨洪水注意報で撤退した

八甲田山の再チャレンジ。今度は仲間が一緒。

大宮発22:15分の青森行き深夜高速バスは

朝の7時、目が覚めたら青森だ。

朝5時から開いている駅前の新鮮市場。

そこの食堂で「焼き魚定食」で腹ごしらえ。

今回山行の参加者への事前課題は

新田次郎の「八甲田山死の彷徨」読書。

駅からタクシーで、路線バスのコースから

外れるこの遭難場所へ立ち寄る。

立ったまま雪に埋もれ助けられた

後藤伍長像がこの悲劇の象徴だ。

「楽できる物は何でも利用する」のが我らが登山隊のモットー。

新しくなったゴンドラ(100人乗り)で田茂萢(たもやち)岳の

肩にある山頂駅まで約10分。

標高600mから1300mまで一人1150円。

「回数券5枚4900円がお徳ですよ」と切符売りのお嬢さん。

東北女性の優しさに触れて、気分よく「いざ、出発」。

小雨まじりで風強し。

歩き始めて20分田茂萢湿原。

雨に濡れた花々の色がみずみずしい。

赤倉岳の登りにかかったところで

雨が本降りに。

「なによ、降水確率10%だったのに!」

雨具・スパッツ・ザックカバー

完全装備に「お色直し!」


ウラジオヨウラクが今は盛り


 ヨツバシオガマとミヤマオダマキが仲良く咲く

上毛無岱分岐を過ぎて登りも本格的。

アオモリトドマツの樹林を抜けるとハイマツ帯。

登りつめれば赤倉岳の頂上と思いきや残念、違った。

五色岩と呼ばれる赤倉岳噴火口の縁。

縁にそって南へ行くと小祠あり。ここも山頂に非ず。

やっと3つ目のピ−クに赤倉岳山頂標、強風。

井戸岳(11:00)を経て

ガレ場を下ること15分

大岳鞍部避難小屋。

小屋の脇に小池がある。

「ねえ、あれ雪じゃない!」

雨とあって、避難小屋は超満員。

立ったまま食事中の人も多い。

 2階部分に空きスペースがあるのを発見して

靴を脱いでハシゴ(写真の右端)を昇る。

誰にも邪魔されない快適空間があった。

1時間以上長逗留してしまう。

最高所の大岳に登っておかねばと

ザックを小屋において空身でピストン。

「あたしお留守番してる」と言っていたカミさんも

いつのまにか、しっかり身支度している。

雨強く、風ますます猛く吹きすさぶ。

雪渓を見たときには一瞬「撤退」の二文字が・・。

空身は速い。

25分で山頂に達する。

記念撮影もまま成らぬ。

このあと一人が

強い風に飛ばされ

スッ転ぶ。

避難小屋に戻り、ザックを背負って毛無岱へ下る。酸ヶ湯まで2時間の行程。

「オッ!ミズバショウ。現物初めて見たよ」と亭主の声に、

「何年山登りやってんの!」とカミさんの嘲笑が・・。「くそっ」ひどく落ち込む亭主です。

上毛無岱の部分に差しかかったようです。

「おぉ、いい感じ、いい感じ!この、木道のポクポク歩きはいいねえ」

珍しい花「エゾイソツツジ」

小さなツツジに似た小花が

毬のようにいっぱい咲きます。

ここだけ咲いていました。

見損なったカミさんが哀れ。

(亭主をいじめたバツ)

上毛無岱と下毛無岱を結ぶ

 ランドマークの急な木の階段に差しかかる。 

思わず皆の口から洩れる歓声。

前を行くハイカーが小さく見える。

「これ見ただけで来た甲斐があったネ!」

全員「うん、うん」と同意。

ワタスゲが湿原一面に揺れる。

道がやがて森林帯に入れば、

酸ヶ湯は近い。

「あと1kmだぞ!」「お風呂が待ってる!」

「混浴、混浴!」

「期待しても、おばんバッカしよ」


酸ヶ湯の登山口にたどり着き、やれやれの図

酸ヶ湯温泉「千人風呂」の入口

「酸ヶ湯・千人風呂」は今回の目的の一つ。

女房どもは混浴を避け「玉の湯」へ。

千人風呂は男ばかりと思いきや、

女性も(昔の女の子)10人ばかり入浴中。

目のやり場に困る若い女性もいましたヨ!

入浴後、17;15の青森行きバスに乗車。

21:15発深夜高速バスまで青森で夕食。


「次は岩手山!」山行計画の話題に花が咲く。