磐梯山(1819m)・・・百名山
「磐梯山 今は人無き 中ノ湯の 白き池面に 湯気たちのぼる」
八甲田からの撤退のあと、天気図チェックが続いた。
前線が東北南部にかかってないことを確かめて、
磐梯・吾妻・安達太良の三山に狙いを定め13日夜出発。
まず磐梯山を裏側から登ることとして(これが楽チンコース)、
磐梯山ゴールドラインの八方台駐車場に車中泊。
夕立豪雨の中駐車場にたどり着くと、
車中泊のお仲間が大勢いることに安心もし、驚きもした。
ここが99座目という京都からの単独行の方がお隣り。
【翌朝】
ぶなの林の中、小鳥の声を伴奏にゆっくりとスタート。
30分ほど歩くと硫黄の臭いが漂う中ノ湯温泉(跡)。
三棟ほどある小屋は閉まっていて人の気配なし。
白濁した池から湯気がかすかに立ち上る。
「危険。立ち止まらないように」との看板が・・・。
有毒ガスが出ているらしい。
見上げれば山頂が。
八方台から山頂まで標高差は625m。
天候は曇り。山頂からの眺望は期待薄。
「今日は正解ヨ。日差しがないし、バテないし。」
どんな時でも、絶対正義のカミさんのご託宣。
寝不足の亭主はムシ暑さにバテ気味。
背中に入れたタオルは早くも汗を吸ってびっしょり。
後続にどんどん抜かれて
コースタイムに15分遅れ。
「遅れついでだ!お花畑を迂回しよう」
路に沿ってさまざまの花。
谷間は一面ハンゴンソウの黄色。
シャジン
エゾシオガマ
ハンゴンソウ
お花畑を過ぎると表登山道に合流。
ガレ場の急坂を登ること5分。
弘法清水と呼ばれる小屋のある場所を通過。
ここからが最後の急坂。
コースタイム25分を40分かけて花を愛でながら登る。
「ノリウツギ」の花が今を盛りと白さを競う。
ウメバチソウ
2時間45分かかって山頂に到着。
雲が厚く、猪苗代湖は見えず。
節目の30座目の百名山に感慨もひとしお。
山頂でゆっくり食事を楽しむ。
山頂の一角、岩の陰にシャジンの群落。
9:35山頂を辞す。
下山道は明治21年の噴火爆裂口にそって
樹林の中を辿る。
北面の雲がとれ、桧原湖の全容が一瞬見える。
「さて今夜の宿は?」「降りてから考えよっ!」
有料道路の車の喧騒が聞こえ始め駐車場が近づく。
桧原湖畔の裏磐梯高原ホテル
「こんな汚い格好でもいいですか?」と恐る恐るホテルの人に聞く。
「どうぞ、どうぞ!」とやさしく迎え入れられ、ケーキセットを注文。
「こんないいホテルに泊まって山登りしてみたいわ。」
「うん、またいつかナ。」 「いつよ!」 「今夜は民宿。」