安達太良山(1700m)・・・百名山・花の百名山

   「安達太良の 荒涼とした 山頂に なまめかしくも 乳首なる突起」

・高村光太郎の「智恵子抄」で阿多多羅山として有名。最高峰の突起は「乳首(左写真)」と呼ばれる。
【山 域】 東北(福島)
【日 程】 2002/08/16
【交 通】 マイカー(東北道二本松インターから岳温泉経由奥岳へ15km)
【入山地】 あだたら高原スキー場(富士東急ホテル泊)
【コース】 あだたらゴンドラ8:20−展望台8:35−10:05県民の森分岐10:10−9:45山頂(乳首)9:55−(牛の背)−鉄山分岐10:10
−峰の辻10:25−10:50くろがね小屋11:10−勢至平分岐11:30−ゴンドラ乗り場12:20

磐梯山・吾妻山と登って計画最後の安達太良山。

登山口のあだたらスキー場に着いたのが前日の夜7時頃。

車中泊覚悟で途中で食事を済ませ、広い駐車場をグルグル。

トイレを探すが見当たらない。

ふと眼についた「富士急ホテル」に立ち寄る。

「ここは1泊おいくらですか?」  「11000円から」

「空いてますか」  「はい、ご用意できます」

「夕食なしでおいくら?」 「6500円で」 「じゃぁお願いします」

宿泊代は亭主の小遣いから出すのが暗黙の了解事項。

自分の懐は痛まないから、さっさと決めるカミさん。

「あなた、車とってらっしゃいよ。

わたしチェックインしとくから。」

あとで聞いたら、テレビドラマで見たいのがあったとかで

「テレビのある部屋で寝たかったのヨ」だって。

まあ朝飯の心配しなくてよいから許すとすっか。

朝食を済ますと、もうゴンドラが動いている。

身支度を急ぎ、乗り場へ。(ゴンドラ片道900円)

ゴンドラ1台に二人だけで乗り込み恋人ムード。

「あれっ、そのハイソックスいつ買ったの?」

バシッ!「足が短いから、上までくるだけ。」

ムードもなにもありゃしない。

展望台から始まる登山道。

ハクサンシャクナゲやヒメコマツの中を縫うように進む。

少し急登をこなし、視界が開けると県民の森分岐。

ここまで30分。

「ピッタシ、コースタイム通り。5分休憩!」

ここからはガレた道を登る。

  一歩進めるたびに汗が一滴したたり落ちる。  

やっと見えた山頂。

「あの山頂の突起、『乳首』と呼ばれる。うふふ。

「なに喜んでるのよ。早くいきましょ」

「乳首」なる山頂の突起は溶岩のあと。

深田久弥が登った時は「鉄ハシゴ」がかけられていたとか。

今、それはなく、鎖が二本つるされている。

犯罪者の撮影よろしく山頂名札を持って記念撮影。

風が冷たく、汗で濡れた身体が急に冷える。

「俺、おなかの調子悪い。早く降りようョ」

山頂を10分ほどで辞す。

山頂直下の肩の部分から牛の背と呼ばれる稜線を北へ。

これから下るコースが向かいの山腹を横切るのが見える。

鉄山分岐をすぎ、先ほど見えていた道に入る。

斜度が見事に平均化されていて歩きやすい。

峰の辻を過ぎるとくろがね小屋へと傾斜が急になる。

途中、鉄山をバックに。

くろがね小屋は麓の岳温泉の源泉とか。


急なガレ場を下るとくろがね小屋


荒船山に似た鉄山の姿


くろがね小屋に到着(20分休憩)

くろがね小屋から勢至平にかけては平坦な道が続く。  

トンボのアキアカネが無数に舞う林道には花が多い。

途中の湧き水「金明水」を過ぎしばらくいくと、

軽装の夫婦が登ってきた。水も持っていないようだ。

「山頂までどのくらいですか?」と声がかかる。 

「ここでまだ四分の一くらいですよ。」 どこまでいけたかなあの夫婦。 


シモツケソウ


ギボウシ


ツリガネニンジン


「ひゃーっ、冷たい」(金明水)


林道をショートカット。雨の日は滑りやすい。


周回完了「おい、人が見てるよ、恥ずかしい」